NY州 奴隷解放記念日「ジューンティーンス」を祝日に

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ニューヨーク州のクオモ知事は14日、6月19日の奴隷解放記念日(Juneteenth、ジューンティーンス)を州の祝日とする法案に署名した。

クオモ氏は6月に発行した行政命令で、州職員に対して、6月19日を休日と指定。7月には州議会で、奴隷解放記念日を祝日と法案が可決した。

クオモ氏は声明で「米国における奴隷制の終結を記念するジューンティーンスを、ニューヨーク州の公式の祝日とする法案に署名することを大変誇りに思う」と述べ、「新たな祝日は、ブラック・コミュニティの功績を認識するための日である。それと同時に、われわれの社会が今もなお直面している体系的な不公平について、内省するための重要な機会を与えてくれる日となるだろう」と語った。

ジューンティーンスとは

リンカーン大統領が、奴隷解放宣言に署名したのは1863年。ロバート・E・リー将軍が1865年4月にバージニア州で降伏を宣言し、南北戦争が終結した。
1865年6月19日、北軍のゴードン・グレンジャー将軍が1,800人の連邦軍とともにテキサス州ガルベストンに到達。アフリカ系アメリカ人に南北戦争が終結し、奴隷制度が終了したことを告げた。この日は、奴隷解放記念日のほか、「ジューンティーンス独立記念日」(Juneteenth Independence Day)「解放の日」(Freedom Day)とも呼ばれている。
ジューンティーンスは、1980年に初めてテキサス州の祝日となった。

今年は、警察官に膝で首を抑えられ死亡したジョージ・フロイド(George Floyd)氏や、家宅捜査で自宅に踏み込んだ警察官に射殺されたブリオナ・テイラー(Breonna Taylor)氏、元警察官にマラソン中に射殺されたアフマド・アーベリー(Ahmaud Arbery)氏の死亡事件をきっかけに、警察官による暴行や、人種間不平等に対する大規模な抗議デモが全米で行われており、奴隷解放記念日に注目が集まった。

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ツイッター社やオンライン決済のスクエア(Square)、ボックス・メディア(Vox Media)、ナイキ、NFLなどが、6月19日を休日に指定すると発表している。

またカリフォルニア州とバージニア州、ペンシルベニア州フィラデルフィアは今年、6月19日を祝日とすると発表。
ニュージャージー州のマーフィー知事は先月、6月の第3金曜日をジューンティーンスと定め、州の祝日に指定する法案に署名した。

Mashup Reporter 編集部
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