米大手スポーツ用品メーカー、ナイキ(Nike)は15日、ニューヨークのミッドタウンに新たな旗艦店「ハウスオブイノベーション000」(House of Innovation 000)をオープンした。5番街の52丁目の角に位置する旗艦店は、地下を含む6フロアで構成され、売り場面積は6万8千平方フィート以上となる。
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同店は「最もパーソナルかつ、レスポンシブなスポーツ体験」をコンセプトとしており、フットウェアのフルカスタマイズや、地元の顧客データに基づいた製品の品揃え、アプリを通じた購入など、デジタルと小売店を組み合わせたサービスを提供する。
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ナイキ・ダイレクト(Nike Direct)のハイディ・オニール(Heidi O’Neill)代表取締役は、フォーブス誌に対し、顧客は商品に触れ、試した上で購入したいと考えているとし、「ここでしかない体験を創造したい。」と述べた。また、「デジタルと同様、レスポンシブな環境で、ダイナミックかつアクティブなショッピング体験の提供」を目指すとし、店舗のプレセンテーションも臨機応変に変更すると語っている。
各マネキンにはQRコードがついており、スキャンすることで商品がピックアップされ、その場ですぐに試着することができる。また、アプリでは在庫のストックも確認できる。
「ナイキエキスパートスタジオ」(Nike Expert Studio)では、専門家に依頼してアドバイスを受けたり、カスタマイズシューズの製作を依頼したりすることができる。
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NIKEplusメンバーは、買い物の間「スニーカーバー」で商品を予約することができる。
「ナイキ・インスタント・チェックアウト」(The Nike Instant Checkout)システムでは、ナイキのアプリを使用して支払いを済ませることができ。顧客はレジに並ぶ必要がない。
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House of Innovation 000
住所:648 5th Ave, New York, NY 10019
営業時間:午前10時から午後8時
(2018年11月15日オープン)