70年代にタイムスリップ、リトルイタリーで「アイリッシュマン」公開記念イベント

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ニューヨークのリトルイタリーが22日、マーティン・スコセッシ(Martin Scorsese)監督の最新ギャング映画『アイリッシュマン』(The Irishman)の世界へとタイムスリップした。

The Irishman
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街頭では、実在の人物で映画にも登場する全米トラック運転手組合元会長、ジミー・ホッファの失踪を報じる1975年8月1日の新聞が配られ、街の至る場所に情報提供を呼びかける張り紙が張り出された。

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ホッファの失踪を呼びかける新聞販売員を演じる人も©mashupNY

グランドストリートには、黒塗りのビンテージカーやダイヤル式の電話ボックスが登場。

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電話が鳴る受話器を取ると4種の予告編が流れる©mashupNY

同イベントは、Netflixで27日からストリーミング配信される『アイリッシュマン』のプロモーションの一環として実施された。近隣の店舗もタイアップし、合言葉「Just tell ‘em Jimmy sent you」を告げると、スライスピザやサンドイッチ、カヌーリ、ワインなどが無料で振る舞われた。
期間は、22日および23日の午前9時から午後7時まで。

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参加店は、ParmやParisi Bakery、Ferrara Bakery & Cafe、Caffe Roma、Sal’s Little Italy、Mulberry Wine and Liquor、Alleva Dairy、Caffe Palermo、Manero’s Pizza、Barber’s Blueprint、Di Paro’s fine doodsの11店。©mashupNY
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シークレットワードで、カヌーリがプレゼントされる。©mashupNY
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上映直後から「マスターピース」の声

『アイリッシュマン』は、作家チャールズ・ブラント(Charles Brandt)のノンフィクション「I Heard You Paint Houses」を元に制作され、ロバート・デニーロや、ショー・ペシ、アル・パチーノ、ハーヴェイ・カイテルらが出演する。脚本は『ギャング・オブ・ニューヨーク』のスティーヴン・ザイリアン。
今年9月に開催されたニューヨーク映画祭でプレミア公開され、上映直後から批評家の称賛が相次いだ

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THE IRISHMAN
ニューヨーク映画祭のレッドカーペット ©Dan Rodriguez

作品はスコセッシ監督のテーマでもある男同士の友情や裏切り、暴力、罪と孤独、贖罪などが描かれる。上映時間は同監督作品として最長の約3時間半(209分)。

第二次世界大戦の退役軍人で、現在はドライバーとして働くフランク・シーラン(ロバート・デニーロ)が犯罪組織のボス、ラッセル・ブファリーノ(ショー・ペシ)や、全米トラック運転手組合のジミー・ホッファ(アル・パチーノ)元会長との出会いを通じ、殺し屋やフィクサーとして暗躍するかたわら、組合組織の幹部にのし上がっていく様を描く。

Mashup Reporter 編集部
Mashup Reporter 編集部です。ニューヨークから耳寄りの情報をお届けします。