27日、マンハッタンのブライアントパーク駅の標識が、いつもと違うことが話題となった。ヘリコプター事故で死亡したNBAレイカーズの元スター選手、コービー・ブライアント(Kobe Bryant)さん(41)を追悼したもので、7トレインの「5th」の部分が「kobe」へと変更された。
ニックスの本拠地、マディソン・スクエア・ガーデンもブライアントさんが20シーズン活躍したレイカーズのチームカラーで追悼した。ブライアントさんは2009年2月、対ニックス戦で61得点を記録し、当時の1試合最多得点記録を更新した。
市は28日、エンパイアステートビルディングをレイカーズのカラーに灯した。
ブライアントさんは26日午前10時前、ロサンゼルス近郊でヘリコプターの墜落事故により死亡した。ニューヨークポストは、ヘリコプターはサウザンドオークスにある、ブライアント氏の愛称「ブラックマンバ」を冠したトレーニング施設「マンバ・スポーツ・アカデミー」(MAMBA SPORTS ACADEMY)に向かう途中だったと報じている。事故により13歳の娘ジアナ(Gianna)さんのほか、カレッジ・ベースボール・コーチのジョン・アルトベリ(John Altobelli)さん含む9人が死亡した。
事故発生時、現場付近は霧が発生していたという。連邦航空局と国家運輸安全委員会はともに事故調査を行う意向を表明している。
なお2008年に歌手のアレサ・フランクリン(Aretha Franklin)さんが死去した際も、マンハッタンとブルックリンのFranklin駅に即席の標識が登場し、話題となった。MTAはその後、正式に駅名の隣に「Respect」の表示を追加した。
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