国連で23日に開催される気候変動サミット(UN Climate Summit)に先駆け、20日、全米で大規模な抗議活動が計画されている。
ニューヨーク市では、フォーリー・スクエア(Foley Square)からバッテリーパーク(Battery Park)まで行進を行う抗議活動が開催される。これらの計画を受け、ニューヨーク市教育局(DOE)は、全公立学校の生徒に対し、両親が許す限り、学校をストライキして、抗議活動に参加することを許可すると発表した。
教育局は、生徒らが気候変動が及ぼす影響について話し合いを行うことを推奨するとしており、マナーを守って活動に参加し、自ら声を上げることを支持すると述べた。
学生環境活動家トゥンベリさんも参加
ニューヨークでは、午後12時にフォーリー・スクエアで集合し、午後1時よりバッテリーパークまで行進する。午後2時半から5時まで抗議集会が開催される。
デモ参加者の中には、気候変動サミットでスピーチを行うため、8月末に英国からニューヨークに炭素排出量ゼロのヨットで来米したスウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥンベリ(Greta Thunberg)さん(16)が含まれる。
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トゥンベリさんは、昨年8月から毎週金曜日に学校をストライキし、議員らに気候変動の対策を求める活動「Fridays for Future」を行ってきた。1人で始めた活動は、メディアで注目され、賛同した学生ら200万人以上がストライキに参加するなど、世界規模の活動へと発展している。
トゥンベリさんは、30日にニューヨークの国連本部前で行われた抗議集会「Fridays For Future」に加わった。先週はワシントンD.C.のホワイトハウス前で抗議活動を行い、トランプ大統領と政府に対して対応を求めている。