ニューヨーク州で24日、大統領選挙の期日前投票がスタートした。同州では今回初めて、大統領選の期日前投票が実施された。
ニューヨーク市内に設けられた88カ所の投票所では、午前10時の開場前から多くの人が並ぶ様子が報じられた。
今回初めて投票会場として指定されたミッドタウンのマディソンスクエアガーデンでは、午後2時すぎには、1区画全体を取り囲むほどの行列ができた。投票を済ませた人は、4時間以上並んだと語っている。
受付時間は午後4時までだが、この時間までに列に並んだ有権者は、投票を受け付けるという。
郵便投票が集計されない可能性がある懸念から、直接投票所に出向く人も多いとニューヨークタイムズは報じている。
先月末、ブルックリンの有権者約10万人に対し、住所と氏名が異なる返信用封筒が送付されるなどの混乱も生じている。
期日前投票は、11月1日まで実施する。タイムズは、9日間の期日前投票により、記録的な投票数になると予測。ニューヨーク市だけで約330万人が、郵便投票または直接投票を行うと推定している。
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なお再選を目指すトランプ大統領は同日、激戦区のフロリダ州で期日前投票を済ませ、「郵便投票よりもはるかに安全だ」と強調した。