引越し 流出 ニューヨーカー
Mashup Reporter

パンデミック中に低迷していたニューヨーク市の家賃相場が、大幅に上昇したことが分かった。

不動産サイトStreetEasyが発表した2022年第1四半期マーケットレポートによると、家賃の中央値が3,695ドル(約48万円)に達した。前年同時期の中央値は2,700ドルで、1年間で1,000ドル(約13万円)近く上昇した。

ブルックリンでは、16.9%増の2,800ドル(約36万円)に、クイーンズは15.1%増の2,300ドル(約30万円)となった。

不動産サイトZillowのシニアエコノミストは、パンデミック中に安い家賃で契約した人は、今年の更新時に、大幅な上昇に直面する可能性があると指摘。現在は貸し手市場となっているが、大量流出によって、物件の供給量は、通常より増加するだろうと見通しを示した。

ニューヨーカーは家賃に加え、インフレの影響で、食料品や電気・ガス料金などの値上がりにも直面している。

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米労働省は発表した3月の消費者物価指数は、前年から8.5%上昇し、1981年12月以来、最高の高水準となった。食料品の値段は10%上昇した。

シンクタンク「エコノミックポリシー」が公開しているFamily Budget Calculatorの推定によると、ニューヨーク州の4人家族(大人2人、子供2人)にかかる平均生活費は11万2,751ドル(1,470万円)で、全米で最高となっている。生活費で最も高い支出は、子供の養育費で3万1,874ドル(415万円)で、21.8%の家庭は年収4万ドル(約520万円)以下だという。

Mashup Reporter 編集部
Mashup Reporter 編集部です。ニューヨークから耳寄りの情報をお届けします。