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NY市の観光土産はワクチン!? 市長が提案

ニューヨーク市のデブラシオ市長は6日の記者会見で、観光業の復活に向け、観光客にワクチンを接種する機会を提供する計画を明らかにした。
タイムズスクエアやブルックリンブリッジパーク、セントラルパークなどの人気スポットに、移動式のワクチン接種会場を設け、1回で接種が完了するジョンソン&ジョンソン製のワクチンを提供する。

なお計画の実現には、クオモ州知事の許可が必要となる。デブラシオ氏は、許可が下りれば、今週末にも準備が整うと話した。

デブラシオ氏は先月、観光客とビジネス客の誘致を促進するため、史上最大規模となる3000万ドル(約33.5億円)の広告キャンペーン「New York City Reawakens」を発表。観光業に携わる40万人の雇用を取り戻すと語っていた。

デブラシオ氏は「世界はお互いに繫がっており、より多くの人々がワクチンを接種することで、より良くなる」と述べ、「観光客がワクチンを受けるのは、われわれにとっても良いことだ。彼らがここに来る理由にもなる。観光客に対する前向きなメッセージだ。ここに来てください。安全で、素晴らしい街です。あなた方を大切にもてなします」と語った。

ニューヨーク州では、これまでに1600万人以上がワクチンを接種している。1回目を接種したのは59%となった、検査陽性率も減少しており、今月19日には新型コロナウイルスの規制の大半を解除する。17日には、飲食店の深夜営業の規制解除に伴い、地下鉄の24時間運行サービスも再開する。

なおクオモ氏は昨日、19日よりコンサート会場や球場など屋外の大型施設では、ワクチン接種完了者はソーシャル・ディスタンスが不要になると発表した。さらにヤンキースタジアムとシティフィールドにワクチン接種会場を設け、ワクチンを受けた観客は、次回の試合のチケットを提供するとしている。
また、9月14日よりブロードウェイミュージカルを再開すると明らかにしている。

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