1日の未明、ニューヨーク市の地下鉄駅の構内で60歳の女性が男から激しい暴行を受ける事件があった。
男は捕まっておらず、ニューヨーク市警察は現在捜査中だとしている。
当サイトが市警察から得た情報によると、金曜日の午前3時30分頃、ハーレムのWest 116 StreetとLenox Avenue付近で暴行があったとの通報を受けた。駆けつけた警官らは、60歳の女性が物で殴られたとの報告を受けた。女性は救急隊員によってハーレムにある病院に搬送され、容体は安定しているという。男は「その場所から不明の場所へ逃走した」としている。
現在、X(旧ツイッター)にその暴行の様子を撮影したビデオが投稿されている。
撮影者は明らかではないが、ガラス越しに撮影していることから、駅職員がブース内から撮影したとみられる。
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動画には、駅の改札近くで男が女性の持っていた杖を取り上げ、足や胴体、頭を50回にわたって殴打する様子が映っている。途中で女性が杖を取り返すと、拳で頭部を殴打した。最後はぐったりとした女性に何やら叫び、足で蹴る姿も確認できる。
約2分間におよぶ暴行の間、女性を助けようとする者は現れなかった。
ニューヨークポスト紙によると、情報筋は、女性と男の間に面識はなかったと話しているという。
地下鉄内の暴力事件は頻繁に報じられている。先月15日には、76歳の男性がお金を要求してきた男に刃物で刺され、重傷を負う事件があった。