電車遅延もなんのその。NY地下鉄車内でウェディングパーティ

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多くの人をうんざりとさせるニューヨークの地下鉄遅延だが、車内が即席の結婚式パーティ会場に早変わりするハッピーな出来事が起こった。

CBSNewYorkによると、8日、ブルックリン・プロムナードで結婚式を終え、ハーレムのレセプション会場に向かった新郎新婦のSergeyさんとMarinaさんは、一番早く到着する交通手段として、2,3番線の地下鉄を利用したという。

しかし、電車が遅延しており、2人はプラットフォームで「写真を撮ろう」と撮影を始めたという。停車した車内では、同行していたギタリストがロシアフォークソングを演奏し始め、パーティのような賑やかな雰囲気になっていった。ソーシャルメディアに投稿された動画には、歌や音楽に合わせてダンスをする2人と、祝福ムードで手拍子をする乗客らが映っている。

車内でパーティを目撃したウォールストリートジャーナルのKatie Honanさんは、MTAに対して「今までのこと、全て許すわ。」と述べ、写真や動画と共に「I love New York, I love New York, I love New York」とツイートした。

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MTAもツイッターで「We love you (and NY) too」と返信し、今後改善に努めますとリプライした。

Honanさんによると、34丁目で電車は完全に走行を停止し、乗客は下車を余儀なくされたという。
新郎新婦は、20分間ほど車内に閉じ込められたが、レセプションには間に合ったようだ。

ルーマニアの旅行で出会った2人は、結婚旅行でナイアガラの滝に行く予定だが、電車ではなく、車で向かうという。
Marinaさんは、「ドレスやメイクアップのことは全く気にしておらず、ただ楽しみたかった。人生のすべての出来事には、何か起こる理由があるのね。」とインタビューに回答している。

Mashup Reporter 編集部
Mashup Reporter 編集部です。ニューヨークから耳寄りの情報をお届けします。