ブロンクスのニューヨーク植物園(NYBG)は、毎年恒例のラン展「オーキッド・ショー The Orchid Show: Jeff Leatham’s Kaleidoscope」を15日からスタートする。
第18回目の展覧会は、世界的に有名なフラワーデザイナー、ジェフ・リーサム(Jeff Leatham)氏をゲストデザイナーに迎え、豪華なランのディスプレイを披露する。
リーサム氏は、パリやビバリーヒルズ、フィラデルフィアのフォーシーズンズホテルのアーティスティック・ディレクターを務める。フランスで芸術や文学分野への功績を認められ、2014年に芸術文化勲章(L’Ordre des Arts et des Lettres)を受賞した。ダライ・ラマのほか、シェールやオプラ・ウィンフリー、カーダシアン家などのセレブを顧客に持つスターデザイナー。
会場となったハウプト温室(The Enid A. Haupt Conservatory)の展示スペースは約2,800平方メートルで、例年に比べ2倍近い規模となった。
会場正面には、ピンクやパープルのバンダランをディスプレイした高さ3メートルのインスタレーションが設置される。中央に備え付けられたミラーのスカルプチャーからは水が流れ、池にはランの花びらが浮かぶ。ギャラリー毎にカラーや種類の異なるランが展示されている。
リーサム氏が、創作において最も重要視するのは色で、次にテクスチャー、花の種類を考えるのは最後だという。「ギャラリーに足を踏み入れると、万華鏡をのぞき、夢見るような感覚を楽しむことができる。今までにないラン展の体験を提供したい。」と語っている。オーキッドショーの期間は、4月19日まで。
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「The Orchid Show: Jeff Leatham’s Kaleidoscope」
期間:2020年2月15日~4月19日
場所:ニューヨーク植物園(New York Botanical Garden)
住所:2900 Southern Boulevard, the Bronx, New York
www.nybg.org