ニューヨーク市警察は18日、マンハッタンの路上で販売されていた偽ブランド品約3,000万ドル相当(43.5億円)を押収し、8人を逮捕したと発表した。
取り締まりを行ったのは前日の午後、ロウアーマンハッタンのカナルストリート付近。地域からの多くの苦情に対応したと説明している。
SNSにシェアされた画像には、ルイ・ヴィトンやサンローランのロゴのついたバッグや靴、高級時計の模造品の数々が撮影されている。警察のトラックの荷台いっぱいに積まれた様子からは、押収規模の大きさが伺える。
この付近は「フェイクバッグの金鉱」などと不名誉な愛称で呼ばれ、歩道を埋め尽くすように偽ブランド品が陳列され、観光客らを相手に販売活動が大胆に行われている。
毎年摘発が行われているが、違法行為がおさまる気配は一向にない。
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昨年11月の手入れでは、17人が逮捕、1,000万ドル相当が押収された。
専門家によると、周辺で売られている商品は主に中国やインドから輸入されたもので、99%が偽物だという。