オハイオ州デイトン市で4日、銃乱射事件が発生し、容疑者を含む10人が死亡した。ナン・ホエーリー(Nan Whaley)市長によると、少なくとも27人が病院で手当てを受けている。
事件は4日午前1時に、市内オレゴン地区にある繁華街のバー近くで起きた。容疑者は対応した警察官の銃撃によって、事件発生から1分以内に死亡した。
事件発生時、通りがかりの車内から撮影された動画。
付近に設置された監視カメラには、身を伏せ、逃げる人々の様子が映し出されている。
市長の発表では、容疑者は防護服を着用しており、攻撃用銃(.223-Caliber Rifle)と大容量の弾倉を携帯していた。対応が遅れた場合、被害は数百名におよんだだろうと語った。
Advertisement
容疑者は?
警察は単独の犯行とみている。容疑者の名前は公表されていないが、CBSは、情報筋の話として、犯人はベルブルック地区在住の24歳のコナー・ベッツ(Connor Betts)だと伝えている。日曜日の朝に家宅捜査を行なっているという。
警察によると、オレゴン地区は「ダウンタウンの安全な地域」で、バーやレストラン、映画館などエンターテイメントが集まる地域。死者はすべて屋外で報告されている。
被害者の中には、容疑者の妹も
銃乱射により亡くなった9人の中には、容疑者の妹、ミーガン・ベッツ(Megan Betts)さんが含まれる。ミーガンさんは、今回の犠牲者の中で最も若い22歳だった。
3日の午前にはテキサス州エルパソで起きた銃乱射事件により20人が死亡したばかりだった。