共和党議員 コンウェイ大統領顧問に「OKブーマー」発言。マリファナ合法化議論巡り

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23日、CNNの番組に出演したマット・ゲーツ下院議員(共和党 フロリダ)は、ケリーアン・コンウェイ大統領顧問のマリファナ合法化に関するコメントについて、「ブーマー的アプローチ」と非難した。

ゲーツ議員(37)は下院司法委員会のメンバー。先週、同委員会が承認したマリファナ非犯罪化法案に賛成票を投じている。

番組で、ゲーツ議員は、コンウェイ氏の過去の発言についてコメントを求められた。コンウェイ氏は4月に番組に出演した際、「祖父や親の世代のマリファナと違って、TCH成分が大変強く、医療従事者や雇用主らが懸念を募らせている。」「若者の脳に対する影響が心配」と述べるなど、反対姿勢を示していた。

これに対し、ゲーツ議員は「OK、Boomerと申し上げたい。」と、ミレ二アルやZ世代がベビーブーマー世代を批判する際に使用するワードを引用。TCHはTHCの言い間違いであることを指摘しつつ、「THC以外の理由でないならば、マリファナに対する非常にブーマー的アプローチだ」と主張。合法化州ではドラッグの過剰摂取の減少がみられるとし、「科学を真に無視していることを示している」と述べた。また、マリファナ合法化の問題は「党派よりも世代的なもの」と見解を語った。

オーケー・ブーマー(OK Boomer)とは

「はいはい、ブーマー世代さん」と、若者がベビーブーマー世代や上の世代をあしらう言葉で、VOXは「傷つけ、拒絶することを意図している」と説明。「古い世代がミレ二アルとZ世代のカルチャーや政治を根本的に誤解してきた」ことが「素っ気ない、とげとげした反論と拒絶につながっていった」と述べている。誕生年では、1946年〜1965年の間に生まれたのがベビーブーマー世代。ミレ二アルは1980~1996年、Z世代は1996年~2015年生まれの世代。

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ニューヨークタイムズは10月29日の記事で「OKブーマーは友好的な世代間の関係の終わりを示している」と紹介している。

VOXによると、初期の例では、2015年に4chanで使用されたことがあるという。今年に入り、TikTokで火がつき、10月からは主要メディアがこぞって取り上げ、一般的に知られるようになった。TikTokのハッシュタグの視聴数は現在11億回を超えている。

ベビーブーマー世代の反応は様々で、一部では年齢差別との声もあがった。11月5日、ラジオホストのボブ・ロンズベリー氏が、ツイッターで「ブーマーは年齢主義のNワードだ」と人種差別と比較。「ヒップだからといって偏見が良いわけでない。新しいからといって、ばかにした言葉が許されるわけではない」と述べた。これに対して、コメディアンのスティーヴン・コルベア氏は自身の番組「The Late Show」で、ロンズベリー氏の発言を一蹴した。

また11月7日に、ニュージーランドのChlöe Swarbrick議員(25)が、気候変動関連の法案について演説する際中、やじを飛ばす年上議員に使用したことでも話題になった。

Mashup Reporter 編集部
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