2年前に失踪の6歳女児。家族が階段の下に隠していた

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階段の下から、行方不明女児を発見?

2019年から行方不明となっていたペイズリー・シュルティス(Paislee Shultis)ちゃん(6)が14日、ニューヨーク州ソーガティーズの民家で、無事保護された。CBSニュースが報じた。

ペイズリーちゃんが見つかったのは、両親の祖父の家だった。地下室の階段に作られたスペースに、母親と隠れていたのを、警察官が発見した。

当時4歳だったペイズリーちゃんは、両親と姉と共に、ニューヨーク州ケイユーガハイツで暮らしていた。2019年に姉妹の親権が一時的に停止された後、ペイズリーちゃんと母親のキンバリー・クーパー被告と共に、行方が分からなくなっていた。

情報を得た警察官が、家宅捜索を行った際、地下室の階段を照らしたところ、毛布のようなものが挟まっているのを発見。板を数枚剥がすと、小さな足が出てきた。さらに板を取り除くと、子供と母親が見つかった。2人は、狭くて寒い、湿ったスペースに隠れていたという。

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健康状態を確認したのち、ペイズリーちゃんは、法的保護者に預けられたという。失踪している間、学校には通っていなかった。

失踪に関連し、母親のクーハー被告と父親のカーク・シュルティス・ジュニア被告、祖父のシュルティス・シニア被告は起訴された。罪状は、両親と祖父の3人は、子供の福祉を危険にさらした罪と、監護権を妨害した罪と報じられている。

警察は、過去に何度か祖父の家を訪問し、室内を確認したこともあったが、発見には至らなかった。シュルティス被告は、母娘の行方は分からないと虚偽の報告をしていた。警察が訪問した際、2人は階段の下に潜んでいたとみている。

親権が停止された理由は、不明だという。ソーガティーズ警察のジョセフ・シナグラ署長はCBSニュースに対し、2年前に裁判所の命令を守っていれば、親権を取り戻せた可能性があったが、今回の事件で難しくなるだろうと語っている。

Mashup Reporter 編集部
Mashup Reporter 編集部です。ニューヨークから耳寄りの情報をお届けします。