「証拠は他殺を示している」エプスタイン被告の死因に遺族側病理学者が疑問

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マンハッタンにある連邦政府の勾留施設で死亡したジェフリー・エプスタイン氏について、同氏の兄弟から検視の立会いを依頼された、病理学者で元ニューヨーク市監察医のマイケル・バーデン氏(Michael Baden)は30日、FOXニュースの番組に出演し、他殺の可能性があると主張。市検視局の結論に反論した。

エプスタイン被告は7月、少女達を性的目的で人身取引を行なった罪などで起訴された。しかし、8月10日に勾留施設で意識不明の状態で発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。ニューヨーク市検視局は8月16日、首吊りによる自殺と断定した。

バーデン氏は、検死の初日に「首吊り自殺としてはまれな、絞殺とより一致する点が発見された」と述べ、「証拠は自殺よりも他殺であることを示している」と語った。

理由について「甲状軟骨、舌骨に3箇所の骨折があるが、自殺では非常にまれで、絞殺を示すものだ」と述べた。

また、検死当時、医師は自殺とするには証拠が不十分で、さらなる調査のために結論を保留していた述べ、自殺断定の経緯が不明瞭であることを指摘。加えて、首絞めに使用されたシーツから採取したDNAについても明らかにされていないとし、検死から自殺を結論づけるまでの1週間で、何が得られたのか、遺族は知りたがっていると語った。

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死亡時の状況については「極めて起こりにくい」と述べ、「50年間にわたり、ニューヨーク州の監獄で発生したすべての死を調査したが、2人の看守が同時に眠り、すべての監視カメラが作動していなかったことは一度もない」と語った。

バーデン氏の主張に対し、バーバラ・サンプソン市検視局長は、米メディアに声明を発表。検視は「徹底して完璧だった」とし、「2回目の医学調査をする理由はない」と、再調査の可能性を否定した。

Mashup Reporter 編集部
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