バイデン氏の撤退は「間近」、党指導者が見通し、米報道

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民主党のナンシー・ペロシ元下院議長は、党関係者らとの協議の中で、バイデン氏がかなり近いうちに大統領選から撤退を決断するとの考えを示したという。ワシントンポスト紙が協議に詳しい関係者の話として報じた。

先月行われたトランプ氏とのテレビ討論会後、党内でバイデン氏の撤退を求める声が高まった。今週、ハキーム・ジェフリーズ下院院内総務やチャック・シューマー上院院内総務ら党指導者が、バイデン氏に再考を直接促したほか、オバマ氏が側近に懸念を表明したと伝えられた。ペロシ氏は先週のテレビインタビューで、決断は「大統領次第」と表明したが、舞台裏では働きかけを強め、バイデン氏に撤退しなければ下院で議席を失う可能性があると個人的に伝えたと報じられた。

当初撤退を強く否定したバイデン氏は、撤退議論に耳を傾けるなど、態度を軟化させているとも報じられていた。

ペロシ氏の報道官は同紙の取材に、大統領との会談内容は機密だとして直接の回答を控えた。バイデン陣営の顧問は、再選を目指す計画に変わりはないとしている。