ファンがお別れ NY「オペラ座の怪人」35年のロングラン公演に幕

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ミュージカル「オペラ座の怪人」が16日、ブロードウェイ史上最長となった35年の公演に幕を閉じた。

当初は2月18日に千秋楽を迎える予定だった。しかし昨年秋に終演が発表された後、チケットの販売件数が伸び、8週間延長された。

オペラ座の怪人
©MashupReporter

NBCニュースによると、終演前の12週間は過去最高の興行収入を記録。最終公演日のチケット代は、4,000ドル(約53.5万円)に跳ね上がったという。

1万3000回を超える公演

アンドリュー・ロイド・ウェバーが音楽を手がけた「オペラ座の怪人」のブロードウェイ公演は1988年1月、44ストリートにある「マジェスティック劇場」で開幕した。同年に開催されたトニー賞授賞式では、作品賞を含む7部門受賞を達成した。通算で13,981回上演され、2,000万人を超える観客を動員。13.6億ドルの興収を記録した。日本を含む45カ国で上演され、全世界の総収益は60億ドルを超えるという。

最終日のカーテンコールでは、ウェバーのほか、ベン・クロフォード(ファントム役)、エミリー・クアチョウ (クリスティーヌ役)ら現在のキャストに加え、オリジナルの制作スタッフが挨拶を行った。ニューヨークタイムズによると、ウェバーは同公演を、3週間前に死去した息子のニコラスさんに捧げると語ったという。

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会場には、チケットを入手できなかった多くのファンも詰めかけた。仮面を被ったり、アイコニックなシャンデリア姿の人も。

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1986年にロンドンのウエストエンドで上演されたオリジナル・キャストのサラ・ブライトマンのほか、「ハミルトン」のクリエイター、リン・マニュエル・ミランダ、俳優のグレン・クローズらが観覧に訪れた。

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Mashup Reporter 編集部
Mashup Reporter 編集部です。ニューヨークから耳寄りの情報をお届けします。