ハワイの人気メニュー”POKE(ポケ/ポキ)”が進化したハイブリッドフードが、ニューヨークで人気沸騰中。
“ポケ”とは、アヒ(マグロ)等の生魚の切り身に醤油や香味調味料をミックスした伝統的な人気料理です。
ですが、ニューヨークではあまり知られておらず、本格的なポケ料理を出すお店がオープンしたのが、2015年10月マレーヒルにある「Sons of Thunder」と言われており、現在は4店舗のポケ料理店がニューヨークにあります。本日は、ブームとなりつつある、人気のポケ料理店をご紹介します。
今年1月ヘラルドスクエア近くにオープンしたポケ料理のファーストデリ「Pokeworks(ポケワークス/ポキワークス)」は、 扉の幅ほどしかない、とっても小さなお店ですが、ランチ前から閉店の時間帯まで、長い行列が絶えない、人気のお店となっています。
Pokeworksは、好みの具材を選んで、自分だけのオリジナルポケが作ることができるのが、ベジタリアンやヘルシー志向のニューヨーカーに人気となっています。
オリジナルポケの作り方は、まず、Poké Bowl(ご飯がベースの丼ぶり風)、Pokiritto(ブリトー)、Poké Salad(サラダベース)を選び、その中にお好みの具材をチョイスしていきます。
ミックスする具は、キューリ、枝豆、海藻、マンゴーなどのフルーツ、シソなど日本人にも馴染みのあるものばかり。味付けも塩、醤油、ポン酢、シラチャーやスパイシージンジャーなど。また、トッピングもアボガド、ふりかけやひじき、わさびトビッコ、カニのほぐしたものなどバリエーションに富んだ内容となっています。
今回は、多くの人がオーダーしているPokirittoをチョイスしてみました。写真を見て、あら?と思った方はいらっしゃいますか?
そう、作り方、見た目ともにどう見ても“巻き寿司”です。店員さんに聞くと「ハワイアン、メキシカンスタイルのブリトー」とのこと???
同じ疑問を持った人もいるようで、レストラン・料理専門サイトNew York EATERの批評家は、”ブリトーはいつからブリトーでなくなってしまったのか?”と題して、なぜこの料理を”maki roll”と言わないのか!?と、かなり困惑した様子の記事を寄稿しています。
お味の方は、ジューシーで新鮮なお魚と具がたっぷり詰まった、具だくさんなハイブリッド寿司(”ポケ巻き”とでもいいましょうか)という感じで、とっても美味しかったです。
真っ黒な海苔が苦手で、カリフォルニアロールが誕生したアメリカですが,海苔ががっしりと巻かれている“ポケ巻き”が人気となっているのには、寿司文化の新たな幕開けという感じがします。
現在マンハッタンには1店舗のみの展開となっていますが、近々グランドセントラル駅とユニオンスクエアにもオープンが決まっているそう。
今年は、ポケモンと共に、もう1つのポケ巻き旋風がニューヨークには起こりそうです。ぜひ次回の旅行時にはトライしてみてはいかがでしょうか?
Pokéworks
[su_label]住所[/su_label]63 West 37th Street
(Avenue of the Americas)
[su_label]URL[/su_label]pokeworks.com