ダウンタウンのサウス・ストリート・シーポート(South Street Seaport)では、屋外にセルフビアサーバーを備えたポップアップ店が登場し、話題となっている。このサーバーを設置したのは、アメリカン・レストランのクリントン・ホール(Clinton Hall)。
サーバーには、20種類の銘柄が並び、自分で好きなビールを選び、タップを引いて注ぎ入れる。お店に入って並んだり、チップを支払ったりする必要がなく、気軽にビールを飲むことができることから、人気のスポットとなっている。
ビールの飲み方は?
ビールは、一杯約8ドル程度。カウンターで、専用のプリペイドカードを購入し、お金をチャージする。支払いはクレジットカードまたは、アップルペイのみ。チャージする額は、10ドルから。プリペイドカードとカップを受け取ったら、サーバーへ。それぞれのサーバー口の上にある画面の下方にカードを差し込むと、タップよりビールを注ぐことができる。ビールを注いでいる間、画面には分量とチャージ金額がリアルタイムで表示される。(ビールを飲むことができるのは、クリントン・ホール付近の限られたエリアのみ)
注ぎ方には、少しコツが必要なようだ。泡だらけでも、金額はチャージされてしまう。カウンターにクレームを申し出ているお客さんも。
このセルフサーバーを開発したのは、イリノイ州の会社「PourMyBeer」。CEOのジョッシュ・グッドマン(Josh Goodman)氏は、2008年のある日、バルチモアの混雑したバーで、なかなかビールを飲むことができなかった経験から、このセルフ・サービス・ビールシステムを思いついたという。現在は、全米だけでなく、カナダやヨーロッパ、南米に至る全世界中に販売拠点を設けている。
ニューヨークには、クリントン・ホール他、ブルックリンのRandolph Beer、Duke’s、Paloma Rocketの3店舗にPourMyBeer社のサーバーが設置されている。
Clinton Hall
場所:19 Fulton St, New York, NY 10006 地図
営業時間:11am – 2am