第71回トニー賞授賞式が、11日(日)東海岸時間の午後8時より、ニューヨークのRadio City Music Hall (ラジオシティ・ミュージックホール)で開催される。
昨年は、米国の初代財務長官の生涯をヒップホップにのせて描くミュージカル「Hamilton(ハミルトン)」が、作品賞を含む11部門を受賞した。今年は新しいミュージカルのオープニングが相次ぎ、最多12部門でノミネートの「ナターシャ、ピエール&ザ・グレートコメット・オブ・1812(Natasha, Pierre & the Great Comet of 1812)」や、興行的にも大成功をおさめているベッド・ミドラーの「ハロー・ドーリー!」や「「ディア・エヴァン・ハンセン」など多くの作品が話題を集めている。主要な賞の各紙の予想を紹介する。
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ミュージカル作品賞 BEST MUSICAL
対人恐怖症を持つ高校生の主人公エヴァン・ハンセンが、同級生の死をきっかけに、自身の世界が大きく変化していく物語「ディア・エヴァン・ハンセン(Dear Evan Hansen)。現代社会を惑わすソーシャルメディアテーマのミュージカル。ニューヨーク・タイムズ(NYTIMES)、ハリウッドレポーター(HR)、バラエティー(VR)、フォーブス(FB)、ニューヨーク・ポスト紙(NYPOST)などの各紙が受賞を予想。
対抗作品として、2001年のアメリカ同時多発テロの後、イスラム教徒の旅行者をかくまったカナダの島の人々を描く作品「カム・フロム・アウェイ(Come From Away)」が上がっている。
ミュージカル・リバイバル作品賞 BEST REVIVAL OF A MUSICAL
10部門でノミネートされているベッド・ミドラー(Bette Midler)主演の「ハロー・ドーリー!(Hello, Dolly!)」が大半の予想となっている。
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ミュージカル主演男優賞
ニューヨークタイムズなどで絶賛されている23歳のミュージカル俳優「ディア・エヴァン・ハンセン(Dear Evan Hansen)」のベン・プラット(Ben Platt)が各紙(HR、VR、Forbes、NY TIMES他)の予想を集めている。
対抗馬には、ビル・マーレイ主演の映画『恋はデジャ・ブ』のブロードウェイ版「グラウンドホッグ・デー(Groundhog Day)」のアンディ・カール(Andy Karl)があげられている。
ミュージカル主演女優賞
「ハロー・ドーリー!(Hello, Dolly!)」主演のベッド・ミドラー(Bette Midler)が多くの予想を集めている。
演劇作品賞では、1993年イスラエルとパレスチナの間に結ばれたオスロ合意の背景にあった物語を描く「オスロ(Oslo)」が有力。対抗作品は、「人形の家 パート(A Doll’s House, Part 2)」となっている。
演劇主演男優賞は、「プレゼント・ラフター(Present Laughter)」のケヴィン・クラインを多くのメディアが予想。ケイト・ブランシェットのノミネートが話題となった演劇主演女優賞は、「人形の家 パート2」のローリー・メトカーフ(Laurie Metcalf)の受賞が予想されている。
俳優やプロデューサー、投資家などマルチ場面で活躍しているケビン・スペイシー(Kevin Spacey)がホストを務める。
日本では、WOWOWで6/12(月)午前8時より生中継で放送される。
【更新】
2017年トニー賞結果一覧