Netflixは1日、ヘンリー王子とメーガン妃のドキュメンタリー番組「Harry & Meghan」の予告編を公開した。
約1分間の動画では、夫妻の公務や、カリフォルニア州でのプライベート生活を撮影したモノクロ写真で構成されている。ヘンリー王子が「密室では何が起こっているか誰も知らない」と説明する場面では、メーガン妃がソファの上で泣いている場面が映し出され、「家族を守るために、できることは全てしなければならなかった」と語った。予告は、メーガン妃が「これだけの高い賭けであれば、私たちの物語は私たちから聞く方が、より道理にかなっていると思わない?」と尋ねるシーンで終わる。監督はアカデミー賞ノミネートのリズ・ガルバス(Liz Garbus)氏。
夫妻は2020年、ネトフリとドキュメンタリーや子供向け番組など複数のコンテンツを制作する契約を交わしたと伝えられた(アニメは後に、制作中止が発表された)。当時、契約金は1億ドル以上とも噂されていたが、詳細はベールに包まれたままだった。
秋にエリザベス女王が死去したことで、12月に予定していた配信が、延期される可能性もささやかれていた。
予告編は、ウィリアム皇太子とキャサリン妃が公務でボストンを訪問しているタイミングで公開された。30日には故エリザベス女王の側近が、バッキンガム宮殿を訪問した黒人の慈善活動家に、出生に関する質問を繰り返すなど、人種差別的な発言をしたとして謝罪、辞職するスキャンダルがあったばかり。
皮肉なコメントも
予告編が公開されたYouTubeのコメント欄には、”プライバシーの保護”を理由に英王室を離脱した夫妻に対し、プライバシーを公にして世間の注目を集めていると矛盾を指摘する声や、「食料品さえ買う余裕のない私たちは、豪華な世界旅行をした後、ブランド品に囲まれてすすり泣くあなたに、本当に心を痛めています」「自己中のレジェンド」「コメント欄を解放してるのはすごい勇気」といったネガティブな意見も投稿されている。
PageSixによると「Harry & Meghan」は8日より配信される。