ヘンリー王子は18日の「ネルソン・マンデラ国際デー」に、ニューヨークの国連本部を訪れ、基調演説を行う。メーガン妃も同席する予定で、世界中から注目が集まることが予想される。
7月18日は、南アフリカ共和国の政治家ネルソン・マンデラ氏の誕生日にあたり、国連が2009年に国際デーに制定した。アパルトヘイトの撤廃に尽力したマンデラ氏を讃えるだけでなく、社会奉仕を行うよう世界の人々に呼びかけられる。
ヘンリー王子はかねてから、レソト王国にHIVの慈善団体「Sentebale」を設立するなど、南アフリカでの慈善活動に取り組んできた。母のダイアナ妃は1997年にケープタウンを訪れ、マンデラ氏に面会したほか、ヘンリー王子夫妻も2019年、南アフリカを公務で訪問し、マンデラ氏の妻グラサ・マシェル氏と対談を行っている。
エリザベス女王の在位70年を祝う「プラチナ・ジュビリー」で、夫妻は脚光を浴びる機会に恵まれなかったことから、王室専門家の間では、2人が今回の演説を、ジュビリーでの屈辱を晴らす場とみなしていると推測する意見も見られる。
デイリービーストの王室担当記者は、ジュビリーの恥をそそぐのに、これ以上完璧なステージはないと主張。演説の機会を、人道活動家としての「ブランド再生に利用するだろう」と予測している。
またメーガン妃についても、アナン前事務総長のアドバイザーを務めたジョージ・クルーニーの妻アマル氏のように、国連で重要な役割を得たいとの憶測もある。4月には、国連本部近くで家探しをしていると伝えられた。
ヘンリー王子の演説を巡っては、期待を寄せる声があがる一方、なぜ南アフリカ共和国の人物ではないのか?「エゴと(ネトフリの)コンテンツのためで、マンデラをたたえるためではない」と指摘するユーザーなど、賛否の声が上がっている。