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プーチン大統領の愛人と隠し子はどこに?

ロシアのプーチン大統領(69)の愛人と噂される女性が、4人の子供とともにスイスに潜伏している可能性があるという。PageSixが伝えた。

プーチン氏は旧ソ連の国家保安委員会(KGB)に所属していた1983年、元客室乗務員のリュドミラ・シュクレブネワさんと結婚。1985年にレニングラードで長女のマリアさん(36)、翌年にドイツで次女のカテリーナさん(35)が誕生したが、2013年にリュドミラさんと離婚している。

その傍ら、愛人として新体操の五輪金メダリスト、アリーナ・カバエワさん(Alina Kabaeva)(38)と長年交際していることが報じられており、一部で、カバエワさんは、プーチン氏との間に女児2人と、男児2人をもうけたと噂されている。情報筋はPageSixに、女児は7歳の双子で、2015年2月にスイス南部の都市ルガーノで生まれたとしており、子供たちは全員スイス国籍があると話している。カバエワさんもスイス国籍を所持している可能性が高いとしている。なお、プーチン氏本人はこれまで、カバエワさんとの関係や子供の存在を公式に認めていない。

プーチン氏は私生活を語らないことで知られ、成人した娘たちを含め、子供についてはめったに公に語らず、メディアに注目されるのを避けてきた。このため、プーチン氏に何人子供がいるのかについては、様々な憶測が飛び交っている。

新体操選手、ヌードモデル、連邦議員、年俸10億超え・・・ 愛人女性の遍歴

 カバエワさんは現役時代、五輪で通算2個、世界選手権で14個、欧州選手権で21個のメダルを獲得するなど、ロシア史上最も活躍した新体操選手の一人。一方、「ロシアで最も奔放な女性」とも言われ、かつて男性誌で動物の毛皮をまとったヌード写真のモデルを務めたこともある。その後、ロシア連邦議会で与党、統一ロシアの議員を8年務めたが、2014年には政府系メディアグループの責任者に任命され、年間1,000万ドルの報酬を得ていたとされる。公人として活動したにも関わらず、この数年、公に姿を見せることはほとんどなかった。

 2008年にはロシアのモスコフスキー・コレスポンデント紙が、プーチン氏はリュドミラさんと離婚し、カバエワさんと再婚すると報じたことがあるが、ロシア大統領府はこれを直ちに否定し、同紙は廃刊に追い込まれた。しかしその後も二人の噂は絶えず、複数の隠し子がいるなど数々の疑惑が繰り返し報じられてきた。ロシア正教式で極秘に結婚式を挙げたとの噂もある。

子供の存在については、かつてスイス南部、ティチーノ州セントアンにあるセレブ向けの病院で娘を出産したと報じられたが、カバエワさんは2013年7月に子供は一人もいないと否定した。一方、2019年にはモスクワのクラコフ産婦人科医院で双子の男児を出産したとも報じられるなど、情報が錯綜している。

スイスでの潜伏はプーチン氏の誤算?

もしプーチン氏が家族を安全のため永世中立国のスイスに潜伏させると考えたなら、誤算だったかもしれない。スイス連邦参事会は先月28日、ロシアの一部個人および団体の資産凍結に踏み切り、「ロシアのプーチン大統領、ミハイル・ミシュステイン首相、セルゲイ・ラブロフ外相に対する経済制裁を含め、直ちに発動する」と発表。中立国でありながら反ロシアの立場を明確に示す異例の対応を取り、国際社会に衝撃を与えた。

ただ、プーチン氏の資産は巧妙に隠されている上、子供たちもカバエワさんもスイス国籍を所持しているとみられ、同氏への制裁が家族にどう影響するかは不明。

なお、リュドミラさんと2人の娘たちは、プーチン氏の指示でシベリアの「地下都市」に潜伏していると報じられている。アルタイ山脈には上流階級向けのハイテクな防空壕があり、政治学者のバレリー・ソロヴェイ氏によると、核戦争の際に身を守れるよう設計されているという。

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