プーチン氏 食人鬼をウクライナの戦場へ

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受刑者らに恩赦を約束する代わりに戦地へ送り込んでいると報じられているロシア軍。この中には人肉を食べるなどした猟奇的殺人事件の犯人も含まれている。

英紙テレグラフがローカルメディアの報道などを元に伝えたところによると、モスクワの北東に位置するヤロスラヴリ州で複数人を殺害し、2010年から20年の刑に服役していた悪魔崇拝主義者の男が、半年間のウクライナ遠征で重傷を負い、実家に戻ったという。

父親は、息子は囚人で構成された部隊「ストームZ」に入隊し、負傷により障害者になったと話している。

現在実家で母親と暮らしているとされるのは、ニコライ・オゴロビャク(33)。2008年に悪魔崇拝グループの仲間らとともに複数人を殺害した。

2008年6月28日、オゴロビャクの家に集まったメンバーらは、墓地の裏手にある空き地に少女二人を連れ出し、五芒星の形にした火を取り囲んだ後、襲いかかって殺害した。首を切断し、性器を切りとりながら呪文を唱えたという。

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異常ぶりはこれにとどまらず、メンバーらは切断した少女らの首を携帯電話で撮影し、心臓と舌を焼いて食べたという。

残忍な犯行は入信の儀式と称して行われたもので、切断した遺体を埋める前に、新メンバーに少女らの血を塗るなどしていた。

この翌日もメンバーらは空き地に集まり、さらなる入信者のために10代の少女2人を殺害した。前日と同様に体を切断して穴に埋め、服を火にくべてもやした。オゴロビャクはこの際、666までの数字を大声で数えていたという。

2010年に裁判が行われた際、唯一成人していたオゴロビャクには20年の刑が確定し、その他の6人はいずれも2年から10年の刑を言い渡された。

このほかに、複数人を殺害したとして2012年から22年の刑に服役していたサハリン出身の男も、現在自由の身となり、病院で治療を受けているという。

ポリティコによると、解放されていることが明らかになったのはデニス・ゴーリン。SNSに軍服姿の写真を投稿していた。ゴーリンは、2003年に殺人と遺体切断の罪で有罪となったが、仮釈放後の2012年に少なくとも3人を殺害したとして再逮捕され、懲役22年の判決を受けた。検察は、ゴーリンは被害者の一人の肉を食べたと述べたという

ロシアの囚人が激減

刑務所をまわって囚人を兵士に採用する姿が度々報じられたワグネルグループの創設者で今年8月に飛行機事故で死亡したエフゲニー・プリゴジン氏は2月、「ワグネルへの囚人の採用を完全に停止した」と宣言した。しかしその後、ロシア国防省が直接採用をしている可能性が伝えられていた。

ワシントンポスト紙によると、ウクライナ侵攻前のロシアの刑務所人口は42万人だったが、ロシア当局者は26.6万人にまで低下していると明らかにしている。人権団体「ロシア・ビハインド・バーズ」のディレクター、オルガ・ロマノバ氏は、プリゴジンが採用したのは5万人で、新たな収監者数も同数程度だとした上で、「国防省が戦争のために約10万人を採用した可能性が高い」と指摘している。

Mashup Reporter 編集部
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