イギリス国防省は、プリゴジン氏が「自由への行進」と呼ぶところの作戦は、ヴォロネジを抜けてモスクワに向かっているのはほぼ間違いないとの見方を示している。
すでにモスクワを脱出?
そうした中、プーチン氏がすでにモスクワから脱出したとの憶測がネットで飛び交っている。
ベラルーシの軍事活動を追っているテレグラムユーザーは、フライトトラッカーサイト「フライトレーダー 24」の情報をもとに、14時16分に政府専用機「IL-96-300PU(RA-96022)」がモスクワの空港から大統領公邸のあるヴァルダイ方面に向かい、ホティロヴォ空軍基地に着陸しようとしていると投稿。搭乗者は不明としつつ、プーチン氏は以前から同機で何度も移動していると加えた。
同アカウントはまた、政府専用機Tu-214PU (RA-64520)も、約30分後にモスクワから同じ方面に向けて離陸したと投稿している。
これとは別に、ロシアのウェブサイト「Важные истории(Important Stories)」は、プーチン氏のIL-96-300PUが14時16分、モスクワからサンクトペテルブルク方面に飛び立ち、トヴェリ州付近で追跡システムから消えたと投稿している。
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一方、ロシアのペスコフ大統領報道官は、大統領のモスクワ脱出説を否定。プーチン氏は「クレムリンで仕事をしている」としている。