アメリカの代表的なアパレルブランド、ラルフローレン(Ralph Lauren)が、ニューヨーク五番街にあるPOLO(ポロ)の旗艦店(住所:711 Fifth Ave)を閉店することを発表した。
Bloomberg.comの記事によると、同社は、今後Salesforce.com社のクラウドサービスを用いたeコマースでのオペレーションにシフトしていくという。五番街の店は、当初、利益を生み出す店というよりも看板的な存在であったと思われるが、店舗の賃料も高く、存続させる理由を見つけるのが難しかったのではないかと推測している。
閉店は、昨年6月より始まったリストラ策”The Way Forward Plan”の一環であるとされている。計画には、1,000人の人員削減と50店舗の閉店、大規模なディスカウントを行う百貨店向け商品の削減、Ralph Lauren、Polo及びLauren(ローレン)の3ブランドへの注力が盛り込まれている。
今年2月には、GapグループのOld Navy部門より、ラルフローレンのCEOに就任したステファン・ラーソン氏(Stefan Larsson)が、5月1日に退任すると発表されている。経営の方針を巡って、チェアマンであるラルフローレンと対立したのが理由だと報じられている。
店舗2Fで営業しているラルフカフェについては、新しいコンセプトで展開できないか模索していくとのこと。
Advertisement
閉店は2018年4月15日を予定している。
米国のファッションブランド、BCBG Max Azriaグループが破産申請