ダイアナ妃も賭け対象に〜トランプ氏とエプスタイン氏の有害プレイボーイ競争、暴露本作家が明かす

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故ジェフリー・エプスタイン元被告とトランプ氏は長年深い関係にあり、富や名声、女性をめぐって激しく競い合っていたという。トランプ政権の裏側を描いた暴露本「FIre and Fury」で知られる作家、マイケル・ウォルフ氏が、ポッドキャスト番組で明かした。

ウォルフ氏は、2017年にエプスタイン氏と執筆のためにレストランなどで交わした会話を含む100時間を超える記録テープを保有しているとしている。番組ではテープの一部も公開した。

二人の友人関係は1987年頃からはじまり、2004年にフロリダの不動産取得をめぐって対立するまで続いた。

「二人のプレイボーイは、ヘフナー流(プレイボーイ誌の発刊者)のスタイルを自認し、15年近くをあちこちで共に過ごした。 ~ 彼らは80年代の男たちだった。つまり、金、女性、地位という時代の体現者で、今が自分の時代だと考えていたと思う」。

「女性たちといえば、トップレベルの美しいモデルのことだった。1980年代のことだ。モデルは当時、性的な通貨であり社会的通貨だった。彼らは女性をめぐって激しく競っていた」。

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二人はどちらが先にダイアナ妃と寝るかをめぐって競ったことがあったという。

「ダイアナ妃と最初に寝るのはどちらかという競争をしていた時期があった。そんなことは起きなかったと思うが。~つまり、この男たちは、できる限りの賭けをして遊んでいたのだ。どちらが女性を最初に手に入れられるかという賭けが常に行われていた」。

なお、ウォルフ氏は2021年の自著「Too Famous」で、エプスタインが、ダイアナ妃をエスコートした経験があると語っていたと明かしている。

ウォルフ氏はまた、二人が同時期に同じ女性と交際していたことがあったとしたほか、先日トランプ氏によるセクハラを告発したステイシー・ウィリアムズ氏について、エプスタイン氏から聞いたことがあると説明。「彼の話では、怒っていたが、同時にそれを面白いと思っていたようだった。トランプらしいという言い方だったかもしれない。ドナルドは触らずにはいられないと具体的に言っていたのを覚えている」と語った。

水着のモデルだったウィリアムズ氏は先週、エプスタイン氏の紹介でトランプ氏に会った際、胸や腰、尻など体中を触られるなどの性的嫌がらせを受けたと告発。「二人の男は互いに微笑み合い、会話を続けていた」と述べ、「ある種の病的な賭け、または歪んだゲーム」をしていたと語った。

ウィリアムズ氏の告発に対して、トランプ氏の報道官は「完全な虚偽」と一蹴。選挙直前にハリス陣営が告発を働きかけたとの考えを示している。

ウォルフ氏によると、エプスタイン氏はトランプ氏のことで頭がいっぱいで、大統領になったことに恐れを抱いている様子だったという。

「アメリカの大統領として最も不適格な人物はおそらくドナルド・トランプだったからというだけでなく、個人的な恐怖を抱いていると感じずにはいられなかった」。

エプスタイン氏は、フロリダのパームビーチの邸宅で、トランプ氏がトップレスの少女たちと撮影した複数枚の写真を金庫に保管していたという。写真の行方について、ウォルフ氏は、「FBIが捜査を開始したとき、おそらくそこにあったと思う」と述べつつ、「あまり細かいことは言いたくないが、2019年にエプスタインの家を捜索し、金庫の中身を押収した」と加えた。

少女らの性的人身取引を行なった罪などで起訴されたエプスタイン被告は、2019年8月にマンハッタンにある連邦政府の矯正施設で、意識不明の状態で発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。首吊りによる自殺と断定されたが、政財界の大物とのつながりや、死亡時刻に看守2人が居眠りをしていたなどの不可解な状況から、現在も他殺を疑う声が絶えない。

Mashup Reporter 編集部
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