9日、マンハッタンのロックフェラープラザにクリスマスツリーが到着した。今年のツリーには、ニューヨーク州オレンジ郡フロリダヴィレッジから高さ23.5メートル、重さ12トンのノルウェー・スプルースの木が選ばれた。
NYポストによると、木の所有者のCarol Schultzさんは2010年、ロックフェラーセンターのツリーに申し込みを行っていたが、その年は返答がなかったという。しかし今年春、ロックフェラーの庭師、Erik Pauzeさんがフロリダ近辺をドライブしていた際、ツリーにぴったりの形をしたSchultzさんの木を偶然発見し、今年のツリーに選んだ。
ホリデー期間中、ロックフェラープラザには毎日75万人以上の人々が訪れ、ピーク時には1時間あたり2万人に達するという。訪問人数は10年前に比べ13%増加しており、現在ニューヨーク市は、48ストリートから51ストリート間の2車線を歩行者専用にすることを検討しているという。
点灯式は12月4日
ツリーは約1カ月間をかけて、約5万個のLEDライトが飾り付けられる。頂上にはスワロフスキー製のクリスタルスターを設置する。
点灯式は12月4日で、コンサートなどのライブミュージックで盛大に祝う。その模様は米NBCで生中継される。
ツリーの設置期間は2020年1月17日まで。毎日午前5時30分から午後11時30分までライトアップする。(クリスマス当日に限り、24時間点灯)
なお、ロックフェラーセンターのクリスマスツリーが初めて点灯したのは1931年。大恐慌の最中、建設現場の労働者が資金を出し合い、6メートルほどの木を購入し、クリスマスを祝ったのが始まりと言われている。
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