2016年大統領選でトランプ陣営のキャンペーンアドバイザーを務めた自称”ダーティ・トリックスター”ことベテラン選挙コンサルタントのロジャー・ストーン氏が、専用ウェブサイトを通じて募金活動を開始した。
ウェブサイトで、ストーン氏は「ロシア疑惑、ウィキリークスとのつながり、その他、2016年大統領選挙における違法な活動について証拠が欠如しているにもかかわらず、長年にわたってトランプ氏のアドバイザーを務めるロジャーストーンがロバートモラー特別検察官の標的となっている。」と述べ、「200万ドルを超える」法的費用について寄付を募っている。
寄付金額は25ドル – 5,000ドルから選ぶことが可能で、毎月定額寄付もできるようになっている。
ロジャーストーン氏は、2016年大統領選挙期間中、クリントン氏のメール漏洩問題を巡り、ウィキリークスのジュリアン・アサンジュ容疑者と接触をはかった可能性が浮上。ロバート・モラー特別検察官が同件について捜査をしているとの憶測も一部で流れた。
先週、トランプ大統領の元施設秘書マイケルコーエン氏が、選挙運動資金について違法性があったとして有罪を認めたほか、元選対部長のポール・マナフォート氏には、脱税、銀行詐欺など8つの訴因で有罪評決がくだった。さらにトランプ・オーガニゼーションの最高財務責任者とトランプ氏の不倫疑惑のもみ消しに関わった疑いのある出版社社長が、刑事免責を受けたことが明らかとなった。
ロジャー・ストーン氏は24日、右派系メディアのインタビューに答え、ドナルド・トランプ・ジュニア氏が、FBIに虚偽証言を行なった容疑で間も無く起訴される可能性があると語っていた。
ストーン氏はウェブサイトで、「トランプ大統領に反する証言をさせようとする圧力には屈しない」と述べ、刑事免責などの取引には応じない姿勢を強調した。