俳優ラッセル・クロウは、「グラディエーター」の続編に関する質問にウンザリしているようだ。
帝政ローマの時代を舞台とした同作品は、リドリー・スコットが監督を務め、2000年に公開された。翌年のアカデミー賞で作品賞など5部門を受賞。ラッセル・クロウは、剣闘士となったローマ軍の将軍マキシマスを演じ、初の主演男優賞を獲得した。続編「グラディエーター 2」は、2024年11月に、米英での公開が決定している。
Deadlineなどによると、ラッセルは、チェコで開催中の第57回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭に出席。会見で、記者から続編に関する質問を受けると、「出演さえしていない作品に関する質問は、私にお金を支払うべきだ」「キャストについて何も知らない。ストーリーについてもだ」とFワードを交えながら、回答したという。
一作目でマキシマスは、皇帝コモドゥス(ホアキン・フェニックス)との一騎打ちの末、命を落とした。
ラッセルは、「あの世界では、私は死んでおり、埋葬されている。それでおしまいだ」とピシャリ。これ以上の質問を受け付けない意思を示した。
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しかし、続編に対する未練は残っているようだ。
オリジナルについて、「極めて素晴らしいとしか言いようがない」と賞賛しつつ、続編の製作を決定したことについて、「(監督の)リドリーには、実に強い理由があるのだろう」と語った。さらに、作品は、自分の「若き日」や「人生における意義」を思い出させてくれるもので、「一抹のジェラシー」のようなものがあると加えた。
ラッセルとスコット監督はこれまで、「プロヴァンスの贈りもの」や「アメリカン・ギャングスター」など、5本の作品を手がけてきた。