「塩ふりおじさん」の愛称で知られる”ソルトベイ”ことヌスレット・ギョクチェ氏が運営するニューヨークの飲食店が突然閉鎖した。
マンハッタンのユニオン・スクエアパークにある「ソルトベイ・バーガー」は、パンデミック直後の2020年3月にオープンした。金箔でコーティングされた100ドルの高級ハンバーガーを提供し、地元メディアから「ニューヨークで最悪のレストラン」「街への侮辱」などと酷評されたこともある。
ニュースサイトEaterによると、バーガー店が閉店したのは今月初頭。店の扉には、移転先として、ミートパッキング地区にあるソルトベイのステーキハウスチェーン店「Nusr-Et」が案内されているという。広報担当者は、同店でハンバーガーなどのメニューを引き続き提供すると回答している。
なおギョクチェ氏が、ニューヨークに初進出したのは2018年。ミッドタウンの53ストリートにオープンした。当時、地元紙では「ぼったくり」などと散々なレビューが掲載されたが、Googleでは高評価も多く、経営は順調のようだ。