映画『ハスラーズ』モデルの女性、ジェニファー・ロペス製作会社を提訴

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昨年米国で大ヒットした映画『ハスラーズ』(Hustlers)。主役のジェニファー・ロペス役のモデルとなった女性が、本人の許諾なしに肖像を使用し、名誉が傷つけられたとして、損害賠償など4,000万ドル(約44億円)を求め、STXフィルムズとジェニファー・ロペスの製作会社、ヌヨリカン・プロダクション(Nuyorican Productions)を提訴した。TMZが報じた。

同作品は、ニューヨークのストリッパーがウォールストリートのバンカーからお金をだまし取るドラマで、2015年のニューヨークマガジンの記事に着想を得て製作された。

サマンサ・バーバッシュ(Samantha Barbash)さんは、プロデューサーから製作に関する合意を依頼されたが、謝礼が”微々たる金額”だっため、拒否したという。映画では、子供と住んでいた家で違法薬物を製造している描写があり、事実に反するとしている。
ニューヨークポストによると、バーバッシュさんは損賠賠償とは別にプロデューサーに対し、映画の全ての権利と宣伝用資料を引き渡すよう求めている。

バーバッシュさんは昨年4月「映画は事実を曲げている。私はストリッパーはやっていない。名誉毀損だ。」NYポストに語っていた。(NYポストは実話は映画よりより荒っぽいもので、2013年に4カ月間で医師やバンカー、ヘッジファンドマネージャーらから20万ドル以上をだまし取ったとしている。)

ジェニファー・ロペスはラモナ役でゴールデン・グローブ賞の助演女優賞にノミネートされた。

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Mashup Reporter 編集部
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