9日、HBO Maxでドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」の17年ぶりとなる続編「アンド・ジャスト・ライク・ザット」(And just like that …)の配信がスタートした。新ドラマでは、50代となった主人公たちの「新たなチャプター」が描かれる。
衝撃の第1話
ここからは、ネタバレ。
当日はエピソード1と2が同時に配信された。配信を楽しみにしていたファンが最も発狂したのは、エピソード1のラストシーン。
キャリー・ブラッドショー(サラ・ジェシカ・パーカー)の最愛の夫、ミスター・ビッグことジョンは、心臓発作で死亡してしまう。
キャリーはその日、ビッグとニューヨーク郊外に旅行に出かける予定だったが、シャーロット(クリスティン・デイヴィス)の娘、リリーのピアノのリサイタルに招待されたため、延期する。
留守番を余儀なくされたビッグは、自宅で家庭用エクササイズバイク「ペロトン」のお気に入りインストラクター、アレグラさんのオンラインクラスを受けていた。
レッスンを終え、シャワーを浴びようとしたところ、心臓発作に見舞われる。帰宅したキャリーは、床に座り込んで、意識がもうろうとしたビッグを発見。キャリーは驚き、駆け寄るが、ビッグは、腕の中で息を引き取った。
あまりに衝撃的な結末に、ドラマと「絶交宣言」する人や、スタッフに罵詈雑言を浴びせかけるなど、怒りのツイートを投稿するユーザーが続出した。
「ビッグの死を、自分なりに処理しようとしているところ。キャリーは幸せになれないの?6シーズンと2作の映画で苦しみを味わった後、幸せな結末を迎えたのに、今度はこれ?自分の幸福のためにも、このショーは、なかったことにする」
「上に乗っかって、泣いてる代わりに、なんで救急車呼ばなかったの?」とキャリーの応急処置を非難する人まで現れた。「このようにして、SATCを台無しにした。HBO Maxと(プロデューサーで監督、脚本家の)マイケル・パトリック・キングは、くたばれ!ビッグとキャリーをめちゃめちゃにしてくれて、ありがとう」「17年も待たされた結果がこれ?」などの非難が殺到した。
なお、小道具を貸し出したペロトンは、ドラマでどのように商品が使用されるか、把握していなかったと話しているという。
続編は配信前から、キャストとの不仲説が浮上していたサマンサ役のキム・キャトラルが出演を見送ったことで、ファンからは「製作中止を求める声」が上がるなど、落胆や不満の声が寄せられていた。
ビッグ役のクリス・ノースも当初、出演はしないと報じられていたが、直前で続投が決定し、ファンを安堵させたところだった。
今年8月、初回のエピソードで、主要な登場人物が他界するというニュースが流れ、ファンの間では様々な憶測が飛び交っていた。