元セックス・ピストルズのリードボーカル、ジョン・ライドン(67)が、英紙テレグラフのインタビューで、ヘンリー王子とメーガン妃の王室離脱後の動向について、「煩わしい」と述べるなど、批判を展開した。
セックス・ピストルズの代表曲は、1977年のエリザベス女王の在位25周年を祝う「シルバー・ジュビリー」の期間中にリリースした「ゴッド・セイブ・ザ・クイーン」。ライドンは、歌詞の中で”ファシスト・レジーム””女王は人間じゃない”と王室を批判し、物議を醸した。
ライドンは30年以上前に、カリフォルニア州の高級住宅地マリブへと移住。ヘンリー王子とメーガン妃は離脱後、マリブから北西に約100キロ離れたモンテシートに住まいを構えた。
ライドンは、夫妻の王室離脱について、同情を寄せつつも「本当に煩わしい」「外に出て普通になりたいんだったら、うせやがれ。ただ黙ってろ」と非難。「自分も似たような決断を下してきた」とピストルズからの脱退や、その後結成したパブリック・イメージ・リミテッド(PIL)の活動休止について言及し、「状況が持続できなかったからだ」と自身の経験を振り返った。さらに「ジレンマがあるなら、ただ姿を消すべきだ。そうすれば、われわれは好感を持つ」と主張した。ヘンリー王子が出版した回顧録「スペア」などの暴露話は読んでないといい、「彼らは家族や友人に対して、非常に悪意がある」と語った。
アルツハイマーの妻が死去
なおランドンは今月6日、50年連れ添った妻ノラ・フォスターさん(80)を亡くしたばかり。音楽プロデューサーを務めていたノラさんは近年、アルツハイマーを患い、ランドンが介護していた。2カ月前には、妻へのラブソング「Hawaii」をリリースしている。
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