米国の国家情報長官室では、スパイ活動のための未来の衣服の開発を計画している。
同室は先月22日、SMART ePANTS(The Smart Electrically Powered and Networked Textile Systems スマート電気駆動 ネットワーク化繊維システム)と称したプログラムのもと、単一投資としては過去最大規模の予算を投じて「アクティブ・スマート・テキスタイル(AST)」を開発すると発表した。
プログラムを通じたイノベーションによって、情報機関や国防総省、国土交通省などに「音声、ビデオ、位置情報データを記録できる耐久性のある既製服」を提供することになるとしている。
さらに、新繊維のテクノロジーは、犯罪現場や武器検査時など危険かつストレスのかかる環境において、迅速かつ安全な作業を妨げることなく職員やファーストレスポンダーを支援することにつながるともした。
研究開発の主要契約先として、SRIインターナショナルやマサチューセッツ工科大学をはじめとする学術機関や企業など5つの組織が選ばれたことを明らかにした。
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SMART ePANTSプログラムは今後3年半をかけて実施する予定だという。