米スターバックスは14日、チェルシー地区にスターバックス・リザーブ・ロースタリー(Starbucks Reserve Roastery)をオープンした。
新店舗は、建築家ラファエル・ヴィニオリ(Rafael Vinoly)氏が設計した9階建てオフィスビルの地下と1・2階の3フロアで構成される。売り場面積は約23,000平方フィート。
付近には、チェルシーマーケットやグーグルオフィス、アパレル、ハイライン、ホイットニー美術館などがあり、観光客と若いビジネスマンで賑わう。
ラグジュアリーなNYリザーブ店
店内にはロースターのほか、選りすぐりの豆を使用したリザーブコーヒーを提供するコーヒーカウンター、イタリアンベーカリーの「プリンチ」(Princi)、米国初のバー「アリビアーモ・バー」(Arriviam Bar)を備える。
マンハッタン最大のロースター
ハンマー加工されたコッパーで覆われた、高さ9メートルのロースターは、マンハッタンで最大となる。年間150万ポンドのコーヒーを焙煎し、市内のリザーブ店へ運搬する。
米国初のバー「アリビアーモ・バー」
イタリア語で「到着しました」を意味する「アリビアーモ・バー」(Arriviam Bar)は中2階にある。
米国で初めてオープンしたアリビアーモ・バーでは、ミクソロジストとして有名なジュリア・モモセ(Julia Momose)さんが考案したコーヒーやお茶を使用したカクテル、ノンアルコールドリンクを提供する。
イタリアンベーカリー「プリンチ」
イタリアのパン職人ロッコ・プリンチ(Rocco Princi)氏が設立したベーカリー、「プリンチ」(Princi)の焼きたてパンを購入することができる。
プリンチに出資しているスターバックスは、事業展開のライセンスを保有しており、先月ニューヨーク初のプリンチをミッドタウンにオープンした。
サンドイッチからクロワッサン、マフィン、パイ、ティラミスなど豊富なメニューが揃う。
ニューヨークをイメージしたインテリア
天井には、ビルの外観やニューヨークの碁盤目状の道路をイメージしたスクエア柄と長方形が並ぶ。
地下鉄を彷彿とさせるパイプ管は、ローストした豆の通り道となっている。
アットホームな雰囲気の暖炉もあり、座り心地の良い「バサムフェローズ」(BassamFellows)社製のウォルナットチェアーがいたる場所に設置されている。
スターバックスのシグニチャー、コッパーカラーのセイレーン(Siren)は、ブルックリン在住のアーティスト、マックス・スタイナー(Max Steiner)氏がオスカー像などを製作するPolich Tallix社とコラボレーションしたもの。
リザーブコーヒーの量り売りコーナー「スクープバー」(scoop bar)では、プレゼント用のラッピングセービスもある。
オリジナルグッズも豊富に販売されている。NYロゴの入ったマグやボトル、トートバッグはお土産にもおすすめ。
オープン初日には、スターバックス創業者で現在名誉会長のハワード・シュルツ(Howard Schultz)氏の姿も見られた。
リザーブ・ロースタリーは現在シアトル、上海、ミラノにあり、ニューヨークは世界で4店舗目となる。来年には東京やシカゴにもオープンを予定している。
Starbucks Reserve Roastery
61 9th Ave, New York, NY 1001
www.starbucksreserve.com
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