自由の女神像がそびえ立つリバティー島(Liberty Island)に5月16日、新たな博物館「自由の女神ミュージアム」(Statue of Liberty Museum)がオープンする。
島の西側に建てられた2,400平方メートルの博物館内には、1886年完成当時のトーチ(たいまつ)が展示される。トーチは1986年に交換されるまで、100年間掲げられていた。
オリジナルトーチは台座部分で展示されていたが、2001年アメリカ同時多発テロ事件以降、テロの標的とされる恐れから、入場禁止や人数制限されており、観光客がトーチを見る機会は大幅に減少していた。
博物館には、女神像の内側や起源などが学べる体験型の「イマーシブシアター」や、女神像をデザインしたフランスの彫刻家フレデリック・オーギュスト・バルトルディ(Frédéric-Auguste Bartholdi)の創造プロセスを紹介する「エンゲージメントギャラリー」などが併設される。
入場料は無料。(リバティー島とエリス島へのフェリーチケット大人18ドルが必要となる)
博物館は、デザイナーのダイアン・フォン・ファステンバーグ氏を中心に、ジェフ・ベゾス米アマゾンCEOや前ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグ氏ら民間基金で賄われた1億ドル(約110億円)の美化プロジェクトの一環として設立された。
展示はESIデザイン(ESI Design)が、建物はFXコラボレーティブ(FXCollaborative) が設計を行った。
Statue of Liberty Museum
www.libertyellisfoundation.org
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