2日朝、ニューヨーク市で地下鉄サーフィンをした男性(32)が線路に落下し、電車にはねられ、死亡する事故が起きた。
地下鉄サーフィンとは、走行中の車両の屋根に乗ったり、外側にぶら下がったりする行為。
事件があったのは午前4時半頃。地元メディアによると、男性はエセックスストリート駅を出てウィリアムブリッジ方面に向かうJトレインの車両の上に立っていた。捜査当局によると、男性はバランスを崩した際に足を滑らせ、反対方面の線路に落ちた後、別の車両にひかれたと結論づけている。
ネットでは、男性を追悼するコメントが投稿される一方で、「いい大人がなぜこんな愚かな行為をするのか」と驚く声や、「家族はMTAを訴えるに違いない」「MTAの職員こそ、彼を訴えるべきだ」「ダーウィン賞もの」など様々なコメントが寄せられている。
近年サブウェイサーフィンは増加傾向にあると報じられており、2019年には461件が報告されている。同年11月、14歳の少年が死亡する事故もあった。
地下鉄を運営するMTAは、危険かつ違法行為だとして、繰り返し止めるよう警告している。
▼カメラで撮影された地下鉄サーフィンをする男性。電車の遅延を引き起こしたとして、その後逮捕された。