11日にラスベガスで開催された第58回スーパーボウルには、レディー・ガガやジェイ・Z、ジャスティン・ビーバー、キム・カーダシアン、マーサ・スチュワート、アリアナ・グランデ、カニエ・ウエストなど各界のセレブが観戦に訪れた。
そうそうたるメンバーの中で、最も注目を浴びたのは、歌手のテイラー・スウィフト。東京公演を終え、米国にとんぼ返りをしたテイラーは、交際相手のトラヴィス・ケルシーを応援するためスタジアムに駆けつけた。
テイラーが観戦したVIP席には、女優のブレーク・ライブリーやシンガーソングライターのラナ・デル・レイ、ラッパーのアイス・スパイス、ポール・マッカートニーなどグラミー賞授賞式さながらの顔ぶれが並んだ。
放送中はポスト・マローンの「アメリカ・ザ・ビューティフル」を聴き入る様子や、固唾を飲んで試合を見守る姿などが度々テレビカメラに抜かれた。
スタジアムの大型ディスプレイで紹介されたテイラーは、長年の親友でデザイナーのアシュリー・アヴィニョーネとともにビールを一気飲み。空になったカップを叩きつけ、会場を盛り上げた。
しかしながら、国民的スターのパフォーマンスを快く思わない人もいたようだ。
NFLの公式アカウントが「アイコン」と称してXに投稿した動画には、大きな歓声とブーイングが入り混じっている。
スタジアムには、対戦相手サンフランシスコ49ersのファンも多く詰めかけていたほか、民主党を支持するテイラーを敵視する保守派のブーイングが混ざっていた可能性もある。
SNSでも、アンチから「公共の場で泥酔することを美化した」「飲酒を宣伝するのは、スウィフティにとってよくないのでは」「これがロールモデル?」などの声が上がった。
あるアナリストによると、4時間のテレビ中継のうちテイラーが映し出されたのは54秒だったが、それでも強烈な印象を残した歌姫。今後はトラヴィスとの婚約が発表されるのか、11月の大統領選に向けバイデン氏の支持を表明するのか、テイラーの動向から今後も目が離せない。