テキサス州小学校で銃乱射 児童14人教師1人が死亡 18歳の容疑者死亡

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24日、テキサス州ユバルディ(Uvalde)にある小学校で銃乱射事件が起き、児童14人と教師1人が殺害された。グレッグ・アボット州知事が会見で明らかにした。

知事は容疑者について、学校のあるユバルディ在住のサルバドール・ラモス(18歳)と発表。死亡したと明らかにした。車を乗り捨て、拳銃を持って校内に侵入した。ライフルを持っていた可能性もあるが、確認は取れていないとしている。容疑者は、対応にあたった警官に射殺されたと見られている。2人の警官が撃たれたが、命に別状はない。

事件があったのは、メキシコ国境から約60マイル、サンアントニオから西方に85マイルほど離れたユバルディにあるロブ・エレメンタリー・スクール。

現地時間の午前11時43分、学校はフェイスブックで、発砲があったためにすべてのキャンパスをロックダウンしたと投稿。この約1時間後、銃乱射の犯人が学校にいると明らかにし、警察官も現場にいると発表した。

午後1時6分、ユバルディ警察が犯人の身柄を確保したと発表した。

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ユバルディメモリアル病院の関係者はニューヨークポスト紙に、2人の子供が、病院に運ばれてきた際、すでに死亡していたと話した。このほかに生徒14人と40代の男性1人が緊急治療室で治療を受けた。このうちの子供2人は、サン・アントニオの病院に移され、もう一人も移動するのを待っている状態だという。

これとは別に、サンアントニオにある大学病院は子供1人と66歳の女性を受け入れたとし、66歳の女性は重体だと発表している。同病院にはこの地区で唯一の「レベル1外傷センター」があるという。先述のユバルディメモリアル病院から移動した患者かどうかは明らかではない。

先日就任したばかりのジャン・ピエール大統領報道官によると、5日間のアジア歴訪からの帰国の途にあったバイデン大統領は、大統領専用機内で事件の報告を受けた。24日夜に声明を発表する予定だという。

AP通信によると、ユバルディは人口は1万6,000人程度の都市で、ユバルディ郡の郡庁所在地がある。同学校の生徒数は600名未満で、ニューヨークタイムズは学校の資料をもとに、90%がヒスパニックで、それ以外はほとんどが白人だと伝えている。生徒の87%は、経済的に恵まれていないという。

この10日前、ニューヨーク州バッファローにある食料品店でも銃乱射事件が発生している。犯人は18歳で、10人が殺害され、3人が負傷した。スーパーは黒人居住者が大半を占める地域にあり、犠牲者のうち11人は黒人、2人は白人だった。捜査当局者は「ヘイトクライム(憎悪犯罪)および、人種偏見に基づいた暴力的な過激主義者として、捜査を行っている」と話している。

Mashup Reporter 編集部
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