SATCにも登場のユニオンスクエア「The Coffee Shop」10月閉店

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HBOドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』(Sex and the City)や、映画『プラダを着た悪魔』に登場するなど、ユニオンスクエアの有名なダイナー「コーヒーショップ」(The Coffee Shop)が10月11日に閉店し、28年間の歴史に幕を閉じることとなった。

ニューヨークポストによると、共同経営者で会社社長を務めるチャールズ・ミリート(Charles Milite)氏は、12日、150名の従業員に対し、閉店する旨を伝えたという。ミリート氏は「我々の業界において、時代は変わりつつある。賃料は大変高く、最低賃金も上がっている。」とポストに述べている。

同店は、1990年にウィルヘルミーナモデルズ所属の元モデル、ミリート氏ほか、エリック・ピーターソン(Eric Petterson)氏、キャロリン・ベニッツ(Carolyn Benitez)氏が創業した。ミリート氏は、友人のモデルたちを雇用しビジネスをスタートさせた。同店は、スタッフにモデルを採用することで知られており、多くの人を魅了してきた。ポストによると、ジュリアン・ムーア(Julianne Moore)や、スーザン・サランドロン(Susan Sarandon)、スタンリー・トゥッチ(Stanley Tucci)、ナオミ・ワッツ(Naomi Watts)などセレブをファンに持つという。

80年代を彷彿させるオールドスタイルのダイナーは、ドラマや映画のロケ地として観光客に知られている。23時間営業しているため、遅い食事を取りたい人に重宝されきた。しかし、これまでに受賞歴などはなく、シグニチャーメニューがないという指摘もあった。
ミレート氏がオーナーを務める隣のレストラン「フラット・フィックス」(Flats Fix)は引き続き営業するという。

相次ぐ閉店

ユニオンスクエア近辺のレストランは、高騰する賃料を理由に閉店するレストランが相次いでいる。ダニー・マイヤー氏のユニオン・スクアエ・カフェ(Union Square Cafe)や、アジアフードのレストラン、リバブリック(Republic)が閉店した。ユニオン・スクアエ・カフェは2016年12月にグラマシーで再び営業を再開している。
Eaterによると、同エリアで20年以上営業を続けるシーフードレストランのブルー・ウォーター・グリル(Blue Water Grill)も先日閉店を発表。その後賃料についてオーナーと交渉中だとし、今後同エリアで引き続き営業を続けるかは未定だという。

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Mashup Reporter 編集部
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