マンハッタンの人気観光スポット、空中庭園ハイライン(High Line)が16日、約4カ月ぶりに一部再開した。同公園は新型コロナウイルスの拡大により、3月中旬より閉鎖されていた。
新型コロナウイルスの安全対策として、入場者数を制限しており、オンラインでの事前予約が必要。密集を避けるため一方通行とし、ソーシャル・ディスタンスの目安となるグリーンのドットが全面に描かれている。また、交通整理を行うアンバサダーが常駐している。
園内は、マスクの着用やソーシャル・ディスタンスの遵守が求められる。現在入り口は、ガンズヴォート・ストリートのホイットニー美術館付近のみで、23ストリートまでオープンしている。開園時間は、毎日正午から午後8時まで。
ハイラインの共同設立者でエグゼクティブ・ディレクターのロバート・ハモンド(Robert Hammond)氏は、「ニューヨーカーがハイラインに戻ってきてくるのを、大変楽しみにしている。」と述べ、「現在草木は生い茂っており、やや自然のままの状態となっている。ハイラインはいつも混雑していることで有名だが、今はそうではない。プライベートなハイラインを楽しむことができる良い機会だ」と語った。
開園当初から何度も訪れているという女性は「もうずいぶん昔のことだけど、最初に来た日のことを思い出す。昔は誰もいなかったが、ここ数年は本当に人が多くなった。今日は素晴らしい天気で、人も少なく幸せな気分を味わうことができた。」と語った。
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