ティファニー(Tiffany & Co)は、2019年春より、ニューヨーク5番街のフラッグシップ店(727 Fifth Avenue)を全館改装すると発表した。工期は約2年を予定し、その間、隣接する元ナイキの店舗(6 E. 57th St)で営業を続ける。
ティファニーのCEO、アレッサンドロ・ボリオーロ(Alessandro Bogliolo)氏は、「アイコニックなニューヨークのフラッグシップストアを改装し、お客様にドラマチックで新たな体験を提供する。」と述べた。
ニューヨークポストによると、改装中に営業を行うナイキタウンは、トランプオーガニゼーションの所有だが、ティファニーは直接賃貸せず、ナイキからリース契約を引き継いだSL Green Realty CorpとJeff Suttonからサブリースを行うという。現在ナイキは5番街の別の場所(650 Fifth Ave)でフラッグシップ店をオープンしているが、 前の店舗の契約期間は2022年5月31日までとなっている。
御影石で作られた10階建ての旗艦店は、ニューヨークの建築会社Cross & Crossが設計し、1940年にオープンした。売り場の他に、オフィススペースを有する。1984年に日本の第一不動産が、1,450万ドル(約16億円)購入したが、その後1999年にティファニーが9,400万ドル(約103億円)で買い戻した。
ブルームバーグによると、同旗艦店は、ティファニーの年間売り上げの10%を稼ぎ出すという。リノベーションの費用は、2億5千万ドル(約275億円)と見積もられている。
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2017年秋には、同社初となるブルーボックスカフェ(The Blue Box Café)をオープンし、大きな話題となった。