生後間もない息子を置いて他界した男性が、息子の元に帰ってきた・・・? 映画「ゴースト」さながらの不思議な動画が、TikTokで話題を呼んでいる。
ホイットニー・アレンさんは、ペンシルベニア州に住む2児の母。ある夜、生後11カ月の次男、レオちゃんが寝ている様子をベビーモニターでチェックしたところ、正体不明の丸い光がレオちゃんの頭のあたりを照らしているのに気が付いた。
この瞬間、光は亡くなったホイットニーさんの夫、ライアンさんの霊に違いないと悟ったという。
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ホイットニーさんは、ベビーモニターの動画をTikTokに投稿。「夫は今年4月7日、次男のレオが生後3か月の時に他界しました。今夜、夫が私たちの赤ちゃんをなだめてくれているのが見えました」と、キャプションでコメントを添えた。
警察官だった夫のライアンさんは今年、蜂に刺されたことが元で合併症を引き起こし、生後間もないレオちゃんを遺して死去したという。
動画では、横向きになって眠るレオちゃんの顔を優しく撫でるように揺れ動く淡い光が確かに映っている。レオちゃんがうつぶせになると、光は小さく円を描くようにレオちゃんの頭の後ろをゆっくりと動く。「ビックリ。文字どおり、手がレオの頭を撫でているみたいに見える」と、キャプションには書かれている。動画は再生回数800万回を超える話題を呼んだ。
自分の命と引き換えに…「ガーディアン・エンジェル」になった父
ホイットニーさんはその後、生前のライアンさんや妊娠中の自分を含めた家族の動画を投稿し、光がライアンさんの霊だと思った理由と背景を、キャプションで動画に乗せてつづった。
ホイットニーさんがレオちゃんを妊娠中、超音波検査で胎児の体に異常があることが分かった。その頃、夫のライアンさんもまだ元気で、夫婦は医師から赤ちゃんが健康に生まれる確率は50%もないと告げられた。
2人は悲しみに暮れたが、そんな中でもライアンさんは、子供はきっと「パーフェクト」に生まれてくると、ホイットニーさんを常に励まし続けたという。
その後何度か検査を重ね、あるとき、レオちゃんの健康には問題がないという検査結果が出た。待ち望んだ朗報に喜ぶ夫婦だったが、それからわずか1カ月後、ライアンさんが蜂に刺されてしまう。ライアンさんは、アレルギー反応による心臓発作を起こし、これが致命的な無酸素脳症を引き起こした。
2022年1月8日、レオちゃんは元気に生まれるが、その頃ライアンさんは新型コロナ対策により病院に隔離され、次第に呼びかけにも反応せず、回復の見込みもなくなっていった。ライアンさんは隔離中に亡くなったが、そのとき自分の命をレオちゃんに注いだのだと、ホイットニーさんは言う。
「彼の『光』が消えたとき、彼の赤ちゃんがこの世に生まれてきました。私は、ライアンが自分の命と引き換えに息子の命を守ったのだと信じてる。ライアンが息子との関係を決して断つことなく、ガーディアン・エンジェルとして守り続けているの」とつづった。
TikTokユーザーからは「素敵。彼は間違いなくあなたたちと共にいますよ」「信じられない・・・彼がガーディアン・エンジェルになるなんて。息子さんは神の力で守られているね」「お父さんが(レオちゃんの)こめかみに触れたとき、赤ちゃんの目が一瞬開いて、また眠りにつくのが分かる。心配いらないって知ってるんだね」など、共感する声が相次いだ。