政府とニューヨーク市の捜査当局は6日、タイムズスクエアで銃乱射や爆破を計画し、銃を購入しようとしたとしてクイーンズのジャクソンハイツ在住の男性を拘束した。複数メディアが報じた。
NBCニュースによると男性の名は、アシクル・アラム(Ashiqul Alam)容疑者(22)。バングラディッシュ出身で、永住権を保持している。
アラム容疑者は、覆面捜査官に対し、自爆テロのベストや手りゅう弾、爆発物などを入手し、ニューヨークとワシントンDCの政治家に攻撃を加えたいと話していたという。ニューヨーク市警(NYPD)と連邦捜査局(FBI)の合同テロ対策タスクフォース(Joint Terrorism Task Force、JTTF)は、昨年8月よりアラム容疑者の厳重な監視を行っていた。識別番号のない銃を購入しようとしたため、拘束に至った。
FBIは、アラム容疑者は、テロ容疑での起訴はないだろうとしている。報道では、観光街の中心地タイムズスクエアを標的にした理由として、アラム容疑者はジハード(聖戦)を行う者だと述べていたという。またゲイの人々とを攻撃するために、銃の購入を試みたという情報もある。
情報筋によると、アルカイダやISISなどを賞賛するなど、テロリストに影響を受けていたが、忠誠を誓うまでには至っていなかったという。
捜査関係者は、アラム容疑者は9/11の攻撃を賞賛しており、ツインタワーまたはエンパイアステートビルディングにイスラムの旗を建てたいと述べていたという。
2人の捜査当局者は、アラム容疑者は、テロリストになることに羨望を抱いているとNYタイムズに語った。
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アラム容疑者は7日、ブルックリンの連邦地方裁判所に出廷する。
警察当局は、現在タイムズスクエアに差し迫った脅威はないと発表している。