家族や恋人、新興宗教「サイエントロジー」との関係など、私生活が謎に包まれている映画スター、トム・クルーズ。スタッフの間では、撮影現場では、トムとアイコンタクを取ってはならない、という奇妙な噂が流れているという。
「ミッション:インポッシブル」シリーズ最新作の監督を務めたクリストファー・マッカリー氏は、英紙タイムズのインタビューで、アイコンタクトに関する「トムの最も奇妙な噂」について、本人に真相を確かめたと明かした。トムは、私の目を見てはならないという、誤った考えには「いつも混乱させられる」と述べ、噂を否定したという。
ベンジー役として共演するサイモン・ペッグも、トムを「謎めいたスター」とする一方、「彼は、ただの男性でもある。彼が普通であることが好きだ」と語った。
トムは、パンデミック中の撮影中、ソーシャル・ディスタンスなど新型コロナ対策のプロトコルを遵守していないスタッフを厳しく叱咤するなど、苛立ちを募らせる音声がリークされた。
ペッグはこの出来事を振り返り、トムが気にかけていたのは「仕事のことだけ」「トムにとって、あのウィルスは、地球から映画を消滅させる危険性があった」と業界のことを考えての行動だと、擁護した。
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「みなは映画がつまらなくなったと言うが、そうではない。映画は、バラバラになった人々をまとめることができる。トムは、みなを一つの部屋に集めようと決めた。彼にとって、映画の力は大変重要で、それを維持していくのが不可欠だ」と語った。
昨年公開された「トップガン マーヴェリック」は、全世界で15億ドル近い興行収入を稼ぎ出した。新作「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」は、米国で12日、日本で21日に公開される。