今年倒産を発表した、玩具流通大手トイザらスが、新たに生まれ変わるかもしれない。
10月1日に破産裁判所に提出された資料によると、債権者らは同社の知的財産の競売をキャンセルを決定したことを発表。新たにトイザらス(Toys R Us)とベビーザらス(Babies R Us)のブランドを運営する会社を設立し、全世界におけるライセンス契約の保持や、同じブランド名による国内の新店舗の開設などを検討しているという。
トイザらスは、今年3月に米国の全店舗、800店の閉鎖および売却を発表していた。
ウォールストリートジャーナルによると、債権者は複数のヘッジファンドから構成される。トイザらスの倒産により、産業全体では110億ドルの空白が生まれたほか、3万3,000人の雇用が失われたという。