15日に事業閉鎖を発表した米大手玩具小売のトイザらス(Toys“R”Us)は30日(金)、Toys”R”UsとBabies”R”Usのウェブサイトを閉鎖した。
現在ホームページを開くと、ページ閉鎖の知らせとともに閉店セール案内専用ページ goodbyetoysrus.com が表示される。
なお、クーポンやポイント、ギフトカードの扱いについても専用のFAQページで確認することができる。
ニューヨークのタイムズスクエアにある店舗では現在、最大30%オフのセールを実施している。
トイザらス救済基金がスタート
現在、トイザらスを救済しようと、「リトルタイクス」(Little Tikes)や「ブラッツドール」(Bratz)などの玩具で知られるMGAエンターテインメント(MGAE)のアイザック・ラリアン(Isaac Larian)氏が中心となり、GoFundMeで10億ドル(1,100億ドル)を募る活動「Save Toys”R”Us」が実施している。
トイザらスの創設者、チャールズ・ラザラス氏が死去した日から基金はスタートした。
基金は、倒産手続きにおいて、米トイザらスの資産を全てもしくは一部を取得し、従業員の仕事の確保などを目的とする。ラリアン氏自身は2億ドル(約220億円)の寄付を申し出た。ラリアン氏は「トイザらスがなければ、玩具ビジネスもなかった。」とし、「子供の頃にトイザらスの店に入って通路を歩くのは、この上ない楽しみだった。次の世代にも、この純粋な体験を受け継いでいきたい。」と述べている。今年の5月28日のメモリアルデーが締め切り期限となっている。
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