NBCとマリスト大学がフロリダ州で行った大統領選挙に関する世論調査では、トランプ氏とバイデン氏の支持率が互角であることがわかった。
投票する可能性のある有権者の間で、両候補ともに48%の支持を獲得。登録有権者全体では、トランプ氏が1ポイント(48%-47%)リードする結果となった。
NBCによると、バイデン氏のリードが顕著だったのは、黒人(83%-11%)、女性(57%-40%)、無党派層(51%-40%)。一方、トランプ氏は、男性(58%-38%)、白人(56%-41%)、大卒でない白人(63%-35%)で大きくリードした。
トランプ氏はまた、投票する可能性のあるヒスパニックの有権者間で、バイデン氏を4ポイントリード(50%-46%)。キューバ系からの支持がバイデン氏を大きく上回った。その他のヒスパニックのグループでは、いずれもバイデン氏がわずかにリードした。
2016年選挙時に行った出口調査では、ヒスパニックの有権者に関して、ヒラリークリントン氏が62%-35%でリードしていたという。
一方、高齢者の支持については、バイデン氏がわずかにトランプ氏を上回った(49%-48%)。前回選挙では、トランプ氏がクリントン氏に17ポイントの大差をつけていた。
各社の世論調査を集計したRealClearPoiticsのデータよると、バイデン氏のリードは、7月後半の平均8.4ポイントから1.4ポイントまで縮小した。
分野別の期待では、トランプ氏は経済で過半数の支持を獲得(53-40%)。犯罪でもバイデン氏をリードした(48%-45%)。バイデン氏はコロナウイルス(49%-40%)と人種間関係(51%-37%)でトランプ氏を上回った。
トランプ氏の大統領の仕事に関して、投票する可能性の高い有権者のうち、48%が不支持、47%が支持した。(登録有権者では不支持48%、支持46%)。
調査は8月31日-9月6日に、登録有権者1,047人(誤差幅プラスマイナス3.9ポイント)、投票する可能性のある有権者766人(誤差幅プラスマイナス4.5ポイント)に実施した。